鋼材等における 応力-ひずみ 曲線
- 鋼材等(炭素鋼や異形鉄筋など)における、応力とひずみの関係は、引張試験によって求められる 応力度-ひずみ度 曲線(下図)によって表現されます。
- また、引張り試験の方法は、JIS Z 2241に規定されており、試験片はJIS Z 2201 「金属材料引張試験片」に規定されているものが使用されます。
![](https://kenchiku-kouzou.jp/wp-content/uploads/2024/06/ouryoku-hizumi-kyokusen-2-1024x686.jpg)
- ちなみに、応力度 σ とは、単位面積あたりの応力 です。
- σ = P/A(N/㎟,kN/㎠ など)
- P:引張力などの応力(N,kN など)
- A:載荷前の断面積(㎟,㎠ など)
- σ = P/A(N/㎟,kN/㎠ など)
- ひずみ度 ε とは、単位長さあたりの伸び です。
- ε = ΔL/L
- L:部材長さなど、載荷前の標点距離(㎜,㎝,m など)
- ΔL:載荷後に 標点間で生じた伸び(㎜,㎝,m など)
- ε = ΔL/L
応力-ひずみ 曲線 の特徴
- 鋼材等における引張試験で得られる 応力-ひずみ 曲線には、いくつかの特徴があります。
- それぞれの特徴を、図とともに、以下に示します。
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