弾性限(弾性限界)とは

  • 弾性限(弾性限界)とは、比例限を超えた荷重状態にあっても、荷重を除くと ひずみ度 ε が ゼロまで戻ることができる限界点(下図の③)のことです。
  • 下図の③までの範囲を、弾性域(弾性範囲)と呼びます。
  • 実験的には、弾性限に達したかどうかの判別は困難だそうです。
  • 一般的には、弾性限③ と 比例限① とは、同じ応力度として扱って差し支えはありません。

  • また、下図の③を超えた範囲を、塑性域(塑性範囲)と呼びます。
  • 弾性限③を超え、塑性域に達した後では、荷重を除いても ひずみ度 ε は ゼロまで戻らず、ひずみが残ります。この、除荷したときに 残るひずみを、残留ひずみ(永久ひずみ)と呼びます。
  • 応力度-ひずみ度 曲線についての、そのほかの特徴については、こちらを参照ください。