- 応力度-ひずみ度 曲線の⑥の部分の降伏が進行し、⑦の点まで至ると、応力度は再び上昇します。
- この現象を、ひずみ硬化 と呼びます。
- 一般に、ひずみ硬化(または、加工硬化)とは、金属を冷間加工によって塑性変形させると硬さや強度が高くなり、加工が次第に難しくなっていくことをいいます。
- 身近な例として、薄い金属板や針金などを繰り返し交互に折り曲げると切れることが挙げられます。
- ひずみ硬化のメカニズムは、金属を構成する原子の配列と動きにあるそうで、焼きなましという熱処理を行うと内部ひずみを除去し、ほぼ加工前の状態に戻すことができるらしく、大変興味深いお話ですが、詳細に関しては ここでは省略します。
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- 応力度-ひずみ度 曲線についての、そのほかの特徴については、こちらを参照ください。